真性包茎によるリスクとはどのようなもの?
真性包茎とは、亀頭全体を皮膚が覆っている状態のことを指します。本来であれば男性は12歳~13歳の成長期の段階で亀頭が大きくなると、自然と皮がめくれて亀頭が露出するものです。ところが、この皮が取れる・取れないというのは個人差があるもので、取れなければ真性包茎となってしまいます。真性包茎にはリスクも含んでおり、そのリスクとは亀頭と皮膚の間で雑菌が繁殖してしまうことです。
雑菌が繁殖したまま放置していると、亀頭だけでなく陰茎全体が腫れあがって激しい痛みを伴う恐れがあります。さらに化膿してくると悪臭も放つので早期治療が望ましいといえるでしょう。この真性包茎の治療は包茎手術というものであり、主に泌尿器科・形成外科・美容外科で対応されます。手術は大掛かりなものではなく、日帰りで対応なされているので、真性包茎によって雑菌が繁殖したり異臭に悩まされるリスクを考えると、包茎手術は非常に頼れる処置です。
包茎手術の方法と必要となる費用
包茎手術は泌尿器科・形成外科・美容外科でおこなえます。手術を受ける際はまず最初に、問診と触診を受ける必要があります。この時、美容外科であれば亀頭の露出と並行して亀頭増大手術も同時に受けられるのですが、泌尿器科・形成外科ではおこなわれないのが特徴です。
なぜこの2つの診療科では実施されていないのかというと、疾病の治療を専門となされているためです。亀頭増大手術というのは疾病治療には当たらないので、美容外科のみでしか実施されていません。包茎手術の方法は共通した手技となっていて、メスを用いて亀頭を覆っている皮をめくるだけです。この時局所麻酔をなされるので、激しい痛みを感じる心配はなく、約5分で包茎手術は完了します。
包茎手術に掛かる費用はすべての診療科で全額自己負担となり、約3万~4万円の手術費用と通院費が必要です。1度手術を受ければ亀頭は露出するため、再度治療・手術が必要となることはありません。
まとめ
以上、真性包茎による亀頭が露出しないリスクと、包茎手術の紹介でした。日本人の男性は真性包茎の方が多く、一見すると自身が包茎なのかと判断できない方さえいるほどです。度々亀頭や陰茎が腫れることがある、パートナーから異臭がすると言われた場合は真性包茎である可能性が高いので、最寄りの医療機関を受診してみるのが良いでしょう。
包茎手術は怖いものではなく、短時間且つ日帰りでおこなえるので気軽に受けられるものです。